皆さんは「ガレット・デ・ロワ」というお菓子をご存知ですか?
「ガレット・デ・ロワ(Galette des Rois)」とは、フランスの伝統菓子のひとつです。
折込パイ生地とアーモンドクリームで構成されたシンプルな焼き菓子で、表面の美しい飾り包丁が特徴的です。
キリスト教の祝日である「エピファニー(Epiphanie:日本語では公現祭)」を祝って食べられるお菓子とされていますが、現在ではフランス現地でも1月6日に限らず1月中は美しいガレット・デ・ロワがブランジュリーやパティスリーの店頭を飾ります。
■ガレット・デ・ロワの模様に込められた意味
ガレット・デ・ロワはパイ生地とアーモンドクリームのとてもシンプルなお菓子ですが、特徴的なのはその表面の模様です。
この模様にはそれぞれ願いがこめられています。
模様の意味を知り、願いをこめて一つ一つていねいに飾り包丁(レイエ)を入れています。
▼月桂樹(le laurier)
意味:勝利
太陽は、古来より生命の源であり、万物を育む存在として崇められてきました。ガレット・デ・ロアに太陽の模様を描くことで、新しい年が生命力に満ち溢れ、豊穣な一年となるようにとの願いが込められています。
▼太陽(le soleil)
意味:生命力
太陽は、古来より生命の源であり、万物を育む存在として崇められてきました。ガレット・デ・ロアに太陽の模様を描くことで、新しい年が生命力に満ち溢れ、豊穣な一年となるようにとの願いが込められています。
▼麦の穂(l’épi de blé)
意味:豊穣
麦は、人類にとって最も重要な穀物の一つであり、豊穣の象徴です。ガレット・デ・ロアに麦の穂の模様を描くことで、新しい年が豊作に恵まれ、人々が豊かに暮らせるようにとの願いが込められています。
▼ひまわり(le tournesol)
意味:栄光
ひまわりは、太陽の方へ向かって花を咲かせることから、太陽の象徴とされています。また、忠誠心や幸福の象徴でもあります。ガレット・デ・ロアにひまわりの模様を描くことで、新しい年が栄光に満ち溢れ、幸福な一年となるようにとの願いが込められています。
■フェーブとは
ガレット・デ・ロワのお楽しみとして知られる「フェーブ」は、フランス語で「そら豆」という意味があります。
ガレットデロワを切り分けたとき、この豆人形が入っていた人は王冠を被り、王様(または王妃様)として祝福を受け、その年一年を幸運に過ごせると言われています。
hotel de suzukiのガレット・デ・ロワは、フェーブの代わりのホールのアーモンドを入れており、フェーブは別添えでお渡ししております。
hotel de suzukiでは、年始よりガレット・デ・ロワの販売を行います。
毎年人気の商品となりますので、お早めにお買い求めくださいませ。